先月末、シンガポール政府は引き続き、職場でのリモートワークを継続するよう発表した。
しかしながら、これに反して、職場復帰を発令した企業が実際は多かったときく。
なぜか。
在宅勤務の社員を信頼できない、というのが理由だ。
部下が就業時間中パソコンの前に座って、正真正銘仕事をこなしているかどうか、上司は訝しがっている。
このような上司について、あなたはどう評価するどうだろうか。
上司のマネジメント能力が乏しいのか?
採用時に、信頼できそうにない社員ばかりを採用してしまったのか?
社員の忠誠心が乏しい企業文化なのか?
上司側にとって、思い出す必要のある重要な事実は、オフィスに顔を出している時間が、生産能力の上昇に貢献しているかというと、必ずしもそうでない、ということ。
一方、社員にとっての重要な事実は、もし、上司の信頼を得られていないのであれば、昇進や大きなボーナス(賞与)を期待することは到底むつかしい、ということ。社員の方も、リモート時代の希薄化しがちな信頼関係を、相当の努力をして構築、または回復に励む必要があるのである。
一度失ってしまうと回復するのが大変難しい、職場における信頼、信用。
在宅勤務が通常となりうる今日において、どのような点に注意して業務や人の管理に取り組むのがよいのだろうか。
先週のストレーツタイムズ紙の記事では、次のリモート勤務のベネフィット3点を紹介していた。
1、上司は社員を成人の大人として扱いする必要がある。マイクロマネジメントで子ども扱いすべきでない。そうすることによって、ガイドを必要とすることなく大きく成長する可能性のある社員と、そうでない社員を自然に区別できるようになり、優秀な人材に集中して育ててゆくことができるようになる。
2、コスト削減に大きく貢献できる。リモート時代においては、会社の重役社員の広い個室や顧客を接待するための豪奢な装飾を必要とするスペースは、もはや必要でなくなった。顔を合わせての業務が必要な場合を除き、他のスペースはどんどん割愛して、大規模なコスト削減にのぞむべきである。
3、無駄がそぎ落とされる、新しい働き方。在宅勤務が定着したことにより、実際の勤務時間が長くなった、という声も聴かれる一方で、コロナ以前によく見られた、だらだらと続く意味のない会議や、必要性が低かった繰り返し業務など、それ自体の意味を再確認し、本当に必要なことだけに集中して取り組むことができるようになって良かった、という声も。
リモート時代の在宅勤務が一年を超え、それぞれに学習した点があったはずである。前向きに、何を改善に生かしてゆくべきか、今一度考えてみたい。
Can you trust your employees when they work at home?
Global trends are showing that working from home is here to stay.
"Late last month, contrary to the official advisory that working from home should be the default mode of operation, many employers asked their staff to go back to office." - From the Straits Times article, 13 Jun 2021.
Does your boss trust you if you are delivering an honest day's work when you are at home?
What do you think about these bosses who cannot trust their employees?
Is it because their management skills are so poor?
Or because they have fired a bunch of untrustworthy slackers?
The article highlights that the mere presence in the office does not equate to productivity.
However, the fact is if your boss does not trust you, changes are you will not get a promotion or a big bonus any time soon.
Here are how to function better between bosses and employees, adapting and making the best of this new normal.
1. Bosses should learn to treat employees like adults and not kids who need watching over.
2. It is time to save a lot of time and money by reducing overseas business travels as well as cutting office space usage.
3. Never hold routine team meetings for the sake of having an audience. Now we know that meetings are not productive unless you have a clear objective and outcome for doing so.